店頭の鉢植えで「ニームの木」を発見しました
本日はニームについて語ります。
ニームはインドが原産で12〜24メートルの高さに育ちます
インドではニームの花は1〜4月にかけて咲き、実は5〜8月にかけてつきます
年に1本の木から37〜50kgの実が取れます
害虫に対して「奇跡の木」としてアメリカや欧州をはじめ、世界各国での認知はもちろん
日本でもその効果から大きな話題を呼んでいるのが、薬木「ニーム」です
ニームの日本名はインドセンダンといい、その種子から抽出した液には
アザディラクチンと呼ばれる非常に強力な餓死能力を持つ成分が含まれています
人や農作物には害がなく、200種類以上の害虫に効果があるといわれています
アフリカのスーダンで、イナゴの大群が大襲来し、ありとあらゆる木の葉や野菜類を瞬く間に食べ尽くされたことがありました
しかし、荒涼とした景色の中に、緑々と残る木(ニーム)をドイツの昆虫学者が目撃したことがきっかけで、研究されることとなりました。それから、インドで「村の薬局」と言われていたニームが欧米でも注目を集めるようになった話は有名です
- アザディラクチンは摂食阻害剤として作用。昆虫に対し植物の摂取を拒否させます。このアザヂラクチンが虫の体にかかると、成長ホルモンがカットされて(脱皮)成長が阻害されてしまうのです。バッタが植物に着陸(飛んできて取り付く)したにもかかわらず最大で3週間何にも食べずに(食べることを拒絶した)死んでいったのです。 したがってアザディラクチン含有率こそが良質なニームの決め手 となります。
- リモノイド
- 9種類のニームリモノイドは忌避効果が期待できます。殺虫効果というより、成長ホルモンが切られてしまう等の作用によって時間はかかるが死んだり減ってゆくのです。
- メリアンチリオル
- 食餌抑制剤として期待されます。
- サラニン
- 食餌抑制剤として期待されます。
- ニンビン(nimbin)
- ウイルスに対して効果が期待されます。